東北マリンサイエンス拠点形成事業「海洋生態系の調査研究」- TEAMS

トピックス
「みらい」(MR12-E02 Leg1)調査航海
2012.05.14 トピックス
船舶名
海洋地球研究船「みらい」
航海ID
MR12-E02 Leg1
期間
2012年3月6日~2012年3月14日
首席研究員
笠谷 貴史(海洋研究開発機構)

3 March

2012

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調査航海日報
9日目

平成24年 3月14日(水)

天候は回復。今日は宮城・岩手県県境の沖合いで、ディープトゥによる最後の調査となる。
Seabat7125という観測機材では測深データに加え、海底面の音波の反射強度(反射の強弱)データが得られる。音波の反射強度は海底面の物質・物体を表す。たとえば、泥であれば反射が弱く、堅 い岩体や人工物があると反射が強くなるといった具合だ。この機材の特徴は、高い周波数の音波を使用しているため、メートル単位の物体の判別可能なデータを取得できる。 今回 取得できたデータを速報の形のグラフで見せてもらった。一見、これで何かが分かりそうだが、このデータはある意味で正しくないそうだ。ある意味とは、測 定している機器が曳航体に設置されており、 自分 の位置や姿勢が一定ではないからである。今後、位置や姿勢のデータを加えて補正し、正確な海底の地図を作成する作業を行っていくことになる。
( by H.M )

  • Seabatのデータ:測深グラフ

    Seabatのデータ:測深グラフ

  • 音響の反射結果グラフ

    音響の反射結果グラフ

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