毎日新聞の記事に取材協力しました。
| タイトル | 科学の森: 続く黒潮大蛇行、影響は １２年ぶり発生、３番目の長さに |
| 掲載日時 | 2019年6月27日（木）朝刊 |
| 掲載 | 毎日新聞 |
| URL | https://mainichi.jp/articles/20190627/ddm/016/040/007000c |
解説
記事の中で昨年と今年の大蛇行の違いについて触れています。図1は昨年2018年6月14日と今年2019年6月14日の黒潮の流れと海面水温を比較したものです。今年の大蛇行は昨年より西側に寄っており(八丈島●の位置参照)、大蛇行の東から北にかけて三重県・和歌山に向けて西に向かう流れが強くなっています。流路の違いのため、同じ大蛇行でも漁への影響に違いが出てくる可能性があります。
図1: 長期予測モデルJCOPE2Mで推定した流れと海面水温。矢印(ベクトル)は海面近くの流れの向き(メートル毎秒, 長いほど速い流れ)、色は海面水温(°C)。赤丸(●)が八丈島の位置。上段が2018年6月14日。下段が2019年6月14日。
関連解説
黒潮の流路
メカニズム
- 岩波書店『科学』 特集:黒潮の恵み 「黒潮大蛇行と予測」
- 2017/8/9 海山が黒潮大蛇行の引き金になる？
魚やサンゴへの影響
高潮への影響
- 2017/9/13号「黒潮大蛇行で浸水被害？」
- 2017/10/24放送・NHK総合「ニュースウォッチ9」
黒潮大蛇行の継続と今後の見通し
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