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GODACスタッフが観測技術員として
実際に海洋調査船に乗船しました。
最前線の海洋調査の現場の様子をお伝えします。

地球深部探査船「ちきゅう」沖縄県伊平屋海域航海(CK16-01)

地球深部探査船「ちきゅう」沖縄県伊平屋海域航海(CK16-01)

目的:「沖縄トラフ熱水性堆積物掘削Ⅱ」
調査ポイントとなる伊平屋北海丘は、「ちきゅう」の掘削調査など、これまでのJAMSTECの研究により、海底熱水鉱床の成因でもある海底下の熱水溜まりが広い範囲で存在していることが明らかになっており、非常に注目されている地点です。

伊平屋島、伊平屋小海嶺、両海域の科学掘削により、海底熱水鉱床の成因モデルを構築するとともに、鉱石の形成条件を推定するために必要なデータを得るための岩石・堆積物採取を行い、さらに、両海域の調査で掘削孔から熱水の湧出が確認された場合は、掘削孔に長期観測のためのモニタリングシステムを設置します。

研究船:地球深部探査船「ちきゅう」
航海期間:平成28年2月11日~3月17日(36日間)
乗下船地:静岡県清水港(乗船)、静岡県清水港(下船)

海洋地球研究船「みらい」北極航海(MR15-03)

海洋地球研究船「みらい」北極航海(MR15-03)

目的:「北極海における海洋気候-生態系変動観測研究」
近年、北極海で見られるようになってきた新たな現象 (太平洋側北極海の海洋循環強化や巨大渦出現など)の把握とその海洋環境への影響評価を目的とする研究航海です。アラスカ沖の強い流れや渦の集中観測により、それらの構造や成因、時間発展を調べ、海洋環境への影響を定量的に評価します。

研究船:海洋地球研究船「みらい」
航海期間:平成27年8月24日~10月6日(44日間)
乗下船地:JAMSTECむつ研究所 関根浜港(乗船)、ダッチハーバー(下船)

海洋地球研究船「みらい」北極航海(MR14-05)

海洋地球研究船「みらい」北極航海(MR14-05)

目的:「北極低気圧予測実験」
北極の海上で発達する低気圧は、気候にとても大きな影響力があるにもかかわらず実際に観測されたデータが少ないので、まだその実体は明らかになっていません。今回の航海では、北極海上で高精度な気象観測を行い、大気変動が海に及ぼす影響などの研究をサポートしてきました。

観測船:海洋地球研究船「みらい」
航海期間:平成26年8月31日~10月10日(41日間)
乗下船地:ダッチハーバー(乗船)、横浜港(下船)