研究者紹介
ション カンシー（熊 衎昕）Hsiung, Kan-Hsi
海域地震火山部門
地震発生帯研究センター
海底地質・地球物理研究グループ
専門
堆積地質学、海洋地質学
研究テーマ
- 砕屑物の供給-運搬-堆積過程・堆積物/堆積岩の形成過程
- 災害後の堆積現象（混濁流・タービダイト）の観察・超深海堆積環境の解析
- 海底地形変動・古地形学的解析と復元等々
職歴
| 2020年4月 | 国立研究開発法人海洋研究開発機構 海域地震火山部門 副主任研究員 |
| 2019年4月 | 国立研究開発法人海洋研究開発機構 海域地震火山部門 研究員 |
| 2015年10月 | 国立研究開発法人海洋研究開発機構 海洋掘削研究開発センター 研究員 |
| 2014年4月 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所地質調査総合センター 外来研究員 |
| 2012年8月 | 国立台湾大学(台湾)海洋研究所 ポストドクトラル |
| 2005年9月 | 中央研究院(台湾) 地球科学研究所 助手 |
学歴
| 2012年7月 | 国立台湾大学(台湾)海洋研究所博士（理学） |
| 2005年7月 | 国立中山大学(台湾)海洋地質化学研究所修士（理学） |
| 2003年7月 | 国立成功大学(台湾)地球科学学科卒業 |
主要論文
Hsiung, K. H., T. Kanamatsu, K. Ikehara, K. Usami, C. S. Horng, N. Ohkouchi, N. O. Ogawa, S. Saito, M. Murayama (2021) X-ray fluorescence core scanning, magnetic signatures, and organic geochemistry analyses of Ryukyu Trench sediments: turbidites and hemipelagites. Progress in Earth and Planetary Science, 8, 2. https://doi.org/10.1186/s40645-020-00396-2
琉球海溝の南西端は、台湾東沖の花蓮海底谷の末端に連結するため、台湾からフィリピン海に流れ込む堆積物の最終的な集積の場となっており、堆積物は主に海底谷を介して混濁流によって海溝に運ばれている。超低温磁気測定結果でタービダイトから磁硫鉄鉱の信号が得られた、この磁硫鉄鉱を含むタービダイトは台湾－琉球海溝間の混濁流による遠距離輸送の証拠と考えられる。
