研究者紹介
中尾 篤史（Atsushi Nakao）
海域地震火山部門
火山・地球内部研究センター
固体地球データ科学研究グループ
専門
地球内部ダイナミクス
研究テーマ
- プレート沈み込みとマントル内水輸送の数値シミュレーション
- データ同化を用いた古代マントル対流の復元・地球内部推定
- 沈み込み帯の測地データを用いた統計解析
職歴
| 2023年5月 | 国立研究開発法人海洋研究開発機構 海域地震火山部門 招聘研究員 |
| 2023年4月 | 秋田大学大学院理工学研究科附属クロスオーバー教育創成センター 助教 |
| 2021年4月 | 国立研究開発法人海洋研究開発機構 海域地震火山部門 ポストドクトラル研究員 |
| 2019年9月 | The University of Hong Kong, Department of Earth Sciences, Post-doctoral Fellow |
| 2017年4月 | 東京大学地震研究所 特任研究員 |
| 2014年4月 | 日本学術振興会 特別研究員 |
学歴
| 2017年3月 | 東京工業大学大学院 理工学研究科地球惑星科学専攻 博士課程修了 |
| 2014年3月 | 東京工業大学大学院 理工学研究科地球惑星科学専攻 修士課程修了 |
| 2012年3月 | 筑波大学 生命環境学群地球学類 卒業 |
主要論文
- Nakao, A., Kuwatani, T., Ueki, K., Yoshida, K., Yutani, T., Hino, H., and Akaho, S. (2023) Regression analysis and variable selection to determine the key subduction-zone parameters that determine the maximum earthquake magnitude. Earth Planets Space 75, 78.
https://doi.org/10.1186/s40623-023-01839-y
世界各地の沈み込み帯の測地データを統計的に解析することで、巨大地震が発生する地域の特性を明らかにしました。
- Nakao, A., Iwamori, H., and Nakakuki T. (2016). Effects of water transportation on subduction dynamics: Roles of viscosity and density reduction. Earth and Planetary Science Letters, 454, 178-191. https://doi.org/10.1016/j.epsl.2016.08.016
マントル対流の数値シミュレーションを構築し、海洋から地球内部へと取り込まれる水により、プレート運動がどのような影響を受けるのかを明らかにしました。 -
Yagi, Y., Nakao, A., and Kasahara, A. (2012). Smooth and rapid slip near the Japan Trench during the 2011 Tohoku-oki earthquake revealed by a hybrid back-projection method. Earth and Planetary Science Letters, 355, 94-101. https://doi.org/10.1016/j.epsl.2012.08.018
地震波を放出した地点・時刻を精度良く検出する「ハイブリッド・バックプロジェクション法」を開発し、2011年東北沖地震の破壊過程を明らかにしました。