パダン料理
観測以外の話題の定番?食事。
ベンクル(現地ではブンクルと発音した方が近い)から海岸に沿って西に進んだ
赤道付近に、今回特殊ゾンデ観測を行う別の観測班が本拠にするブキティンギや
コトタバンを含む西スマトラ州があります。その州都の名前「パダン」を冠する
パダン料理は、実際にはインドネシアの至る所ででくわす料理ですが、スマトラ
島はやはり本場です。パダン料理はインドネシアで最も辛い料理と言われ、レス
トランで席に着くと、何も注文しなくてもすぐさまいくつものお皿が目の前に並
べられます。その中から食べたいものを食べ、箸を付けた皿の分だけ課金される
システムが一般的です。しかし、今回ベンクル観測班が投宿しているホテルの近
くにあるパダン料理屋の1つ(写真)は、料理が並べられてある棚から各自が食
べたいおかずを白米の入ったお皿に載せて行くスタイルです。店主が何を載せた
かを確認して料金が確定します。実際には食べる前ではなく、食後の自己申告制
だったので、ちょっとのんびり感が漂います。ちなみにこのお店、野菜(といっ
てもそんなに種類があるわけではありません)はいくら盛ってもタダとなってい
ます。肝心のお皿に盛った料理の写真を撮り忘れました。本場のコトタバン班あ
たりから、いつかアップされるかもしれませんので、それを期待したいと思いま
す。