地球深部探査船「ちきゅう」
海底下を深く掘ることができる船
海底下をより深く掘削するために、世界で初めてライザー掘削技術を導入した科学掘削船であり、国際深海科学掘削計画(IODP: International Ocean Discovery Program)の主力船として調査を行っています。ドリルパイプを直接海中に降ろして掘削するライザーレス掘削も可能です。
科学掘削における世界最高の掘削能力(海底面下7,000m)を有しており、巨大地震発生のしくみ、将来の地球規模の環境変動の解明、海底下生命圏をはじめとする未踏のフロンティアへの挑戦など、様々な掘削航海を行っています。
主要設備
1デリック&掘削フロア(ドリルフロア)

船の中央部にあるやぐら(デリック)には一本約9.5mのドリルパイプを4本繋いだ状態で立てかけておくことができます。デリック下にある掘削フロアではドリラーズハウスで掘削機器を操作し、ライザーパイプ、ドリルパイプ及びケーシングパイプを組み立てやドリルパイプを降下・回転させて掘削作業を行います。連続的に地質試料(コア)を採取する掘削作業も可能で試料は掘削フロアで回収されます。
サンプルとデータ
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ちきゅうIODP運用委員会(CIB)
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