地表における岩石の分布を色分けした地図を地質図といいます。

地質図の見方

地図の上に、地表における岩石の分布(植生や土壌を取り除いた直下の岩石)を色分けして描いた図を地質図と呼びます。小縮尺の地質図では岩相(岩石の種類)ごとに分けるなどして表すことが多いのですが、大縮尺のものになるといくつかの岩相を時代などによってひとまとめにした「層群」や、さらに大きな単位である「累層」ごとに色分けすることが多いです。
それぞれの岩相に用いられる色は、ある程度慣習的に決まっており、花崗岩や閃緑岩などの深成岩は赤系、砂岩や泥岩などの堆積岩は黄~茶系、玄武岩及び玄武岩起源の変成岩(緑色岩、緑色片岩、角閃岩など)は緑系、カンラン岩は紫系、が多いようです(ただし例外もあり)。これにより、地質図をぱっと見ただけでその地域にどのような岩石が分布しているかがだいたい分かります。

地質年代区分

地層や岩石は、地球の歴史を通じてゆっくりと形成されてきたものです。地質学では、地球ができてからの歴史をいくつかの時代に区分しています。「ジュラ紀」や「白亜紀」などは、みなさんも耳にしたことがあるでしょう。正確な年代が分かる場合には「○○万年前の地層」というように呼んでも良いのですが(実際そういう言い方も使います)、地質時代区分は地質学上の大きな変化(例えばある生物群の絶滅など)を境目にしていることが多いので、例えば「ジュラ紀の地層」のように呼んだ方が、その地質学的な意味が分かりやすいこともあります。人間の歴史でも「西暦1630年頃」という代わりに「江戸時代の初期」と言った方が分かりやすい場合があるのと同様です。

(注)第四紀と更新世に関連する地質時代・年代層序については、2009年の国際地質科学連合(IUGS)による新定義勧告により、第四紀・第四系と更新世・更新統の下限の定義について変更になりました。 (日本地質学会による報告)

次世代育成
地球深部探査船「ちきゅう」