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2018年1月2日(火) : 「みらい」


"よしこ参上!"


よしこ参上! 作業中はデキる人オーラばりばりですが、話すとめちゃめちゃ明るくて超親しみやすいマリンテクニシャンよしこさん(マリンワークジャパン)。 CTD採水やバケツ採水のサンプルから栄養塩の分析装置にかけてデータにおとしていきます。 栄養塩とは、植物プランクトンにとっての肥料で、窒素やリン、ケイ素を含む化合物。 電気的なセンサー計測ができないので、分析技術を持った人の手での作業が必要になります。 モテサクは栄養塩について今まであまり気にしたことがありませんでしたが、よしこさんの説明聞いているうちに、これはちゃんと見ないと、という気になりました。 よしこさん、グッジョブ!
モテサク



"What a wonderful world"

定点を離れた後も、観測は続行中。航路上の観測点で使用しているのが、UCTD です。
UCTD とは、各水深の塩分・水温をはかるCTD(Conductivity Temperature Depth)観測を移動しながら(Underway)できるシステムです。
準備中のセンサーにぶら下がる虎テープは、観測開始するマグネットスイッチ取忘防止のための観測技術員のアイディア。観測点直上でセンサー投入するため、ブリッジからの観測点までの距離連絡カウントダウンと呼吸合わせ。観測予定深度を確実に超えるための秒単位のウィンチ操作。暗闇の中でセンサーから伸びるケーブルが流れている位置・方向を見極める鋭い観察眼。この観測でも数え切れないほどの技術と英知が見て取れます。 そして今回、この観測がまた進化を遂げました。センサー回収時にケーブルの塩水を洗い落とすのですが、甲板部・谷川さんがウィンチに取り付け可能な穴開きホースのシャワーを考案。ケーブルを巻取りながら洗浄できるようになりました。
技術、観察力、想像力を兼ね備えた彼らと仕事が出来る贅沢を噛みしめつつの年明けです。
(K.T.)