地質学にはちゃんとした「砂」の定義があります。

1. 砂の分類

まず「砂」とは何かを説明しましょう。「そんなこと説明されなくても知っているよ。」と思われるかもしれませんが、地質学にはちゃんとした「砂」の定義があるのです。地質学の分類では、直径が2mmから1/16(0.0625)mmの堆積粒子を砂と呼ぶことになっています。これより粗いものは礫(れき)と呼ばれ、これより細かいものはシルトと呼ばれます。

2. 砂とは何か?

砂を含めた多くの堆積粒子は、岩石が風雨にさらされて壊れた(風化作用)「かけら」からできています。一般には、はじめ大きな「かけら」(礫:れき)だっ たものが、河川によって下流に運ばれる途中でさらに細かく砕かれ、細かいものほどより遠くまで運ばれます。つまり、上流の河原では大きな礫(れき)が多 く、中流、下流と下るにつれて、細かい礫(れき)から砂へと変化していくのです。



砂粒は多くの場合、鉱物結晶1個(鉱物単結晶)からできています。岩石はさまざまな鉱物の集合体ですが、これが壊れて運ばれる過程で鉱物単位に分離され、 砂サイズになるとほぼ1個の鉱物から成る粒子になります。しかし中には(特にやや粗い砂には)、まだ完全に単結晶にまで分離しきれていない複合粒子もあ り、これを岩片と呼んでいます。また、原岩が非結晶質の岩石(泥岩やチャートなど)の場合にも、壊れたかけらは鉱物ではなく岩片になります。それから、鉱 物ではありませんが、火山ガラスのかけらなども同様に壊れて砂粒になることがあります。また、海岸では炭酸塩や珪酸塩の殻を持った生物の死骸(化石)が砂 として溜まっているものがあります。有名な「星砂」はこの例です。

次世代育成
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