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10 Oct. 2011: Mirai

「風速18m/s」

今朝は雨も風も強く、ちょうどその降雨の中でラジオゾンデを放球せざるを得ま せんでした。風速18m/s。相対風を弱めるために、右舷側の放球コンテナがある 「みらい」の場合、風を左舷後方から受けるように船の操船を依頼して11m/s以 下にしてから放球しました。

定点観測は続きます。3時間毎のローテーションを組む主要観測項目の1つ海洋 乱流微細構造測定装置は、1秒間に512回のデータを取ることで、海洋の細かな変 化を捉えます。大気のエネルギーがどのように海に伝搬するのかを明らかにしま す。今回は3時間に1回、そしてその1回に2度のキャストを連続して行ってい ます。写真はそんな風景の1コマ。昼夜関係なく作業は続き、右舷のデッキから センサーを降下させていきます。そこからほど近い大気ガス観測室を今回は利用 して信号処理部を設置しています。担当者は船の位置とセンサーがどれだけ潮に 流されているか画面上でモニターしながら、トランシーバーを用いて外の担当者 と連絡を取りながら目標としている水深300mまでケーブルを繰り出すよう誘導し ます。

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By KY

10 Oct. 2011: Gan

モルディブ共和国の最南端にあるアッドゥ環礁のガン島で 米国DYNAMOプロジェクトのオープニングセレモニーが開催 されました。ガン島は米国から様々な観測機器が持ち込まれ、 「スーパーサイト」と呼ばれています。来月にはハリケーン 観測に使用されている航空機も到着する予定です。

式典は空港敷地内で行われ(写真上)、研究者や気象局の職員、 政府関係者や、観測補助員として一時雇用された現地の方など 総勢約150人が参加しました。テレビ局の取材班も来ておりました。 現地の風習に従いコーランの読み上げから始まり、重要人物の スピーチに続いて記念品贈呈が行われ、最後に06世界標準時の 高層気象観測に合わせて代表者がバルーンを放球し(写真中央)、 閉会となりました。

ガン島に設置された機器の多くは、12月までのCINDY/DYNAMO 集中観測期間の後、来年3月まで運用される予定です。 写真左下は米国大気研究センターのSPolKaレーダー、右下は テキサスA&M大学のSMARTレーダーです。

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By HY