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19 Oct. 2011: Mirai

「西にいる?」

インド洋上空で対流活動がいよいよ本格化してきました。 「みらい」上空はいつものように南東風が吹き続け、上空は可降 水量が35mmと乾燥した状態が続いていますが、その海上風は6m/s にまで弱まり、ラジオゾンデの結果は高度2km付近に弱い西風も 確認できています。観測網の西側で群れつつあるのがMJOの雲で あれば、この今のデータがそのエネルギーを運んでいることにな ります。

観測は継続しています。ターゲットとするMJO対流が今どこでど のようになっていても、観測はその瞬間を逃さないように、ただ 昼夜関係なく継続するのみです。 写真はそんな一コマ。上から2枚ずつ朝、昼、晩の観測や分析の 様子を並べてみました。船ではワッチ体制と言って作業時間を決 め、ある人は一定の時刻に働き、全員で24時間をカバーすること になるので、朝だけとか夜だけ働く人もいます。そして誰が担当 になっても希望通りの精度を出してくれるのがこうした観測技術 員です。でも、真面目な写真ばかりも何なのでちょっと遊んでも らいました(右中)。業務以外にも応えてくれます。

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By KY

19 Oct. 2011: Gan

天気:西の風、曇、夜半過ぎに雨

米国DYNAMOプロジェクトのスーパーサイト、ガン島に設置された SPol-Kaレーダー観測所を訪問しました。このレーダーは、 パラボラアンテナの直径が10mもある巨大なもので、 その姿には圧倒されます(図1)。 米国から9個の海上コンテナで輸送され、コンテナはレーダーの 送受信、信号処理、データ処理施設の部屋として使用されています。 電力には発電機を使っており、週に1回給油が必要とのことです。

このレーダーの特徴は、マイクロ波伝播を2つの極性(水平・垂直)に 分けて送受信する偏波機能を備えていることで、降水粒子の特性判別 (雨、雪、あられ、雹の区別)が出来ることです。図2は送信機から発信 される電波を2つの極性に分ける装置です。

昨晩は夜遅くに非常に強い雨が降りました。レーダーの観測によると 対流域と層状域という、2つの異なる性質を持つ降雨域を伴った 「メソスケール対流システム」が通過しました。図3は通過直前の 降水分布の画像で、システムは全体的に南西から北東に移動して おりましたが、一部は反対方向に向かう動きも見られ、とても興味深い 現象でした。データ解析室(図4)では、昨日の現象を本国に報告すべく、 データの簡単な解析が進められておりました。

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By HY

19 Oct. 2011: Male

天気:西の風、雨時々晴れ

いよいよマレでも雨が小降りながら降り出しました。

衛星画像で見ると(下段)、モルディブ諸島の経度上で雲群が形成され西に移動しています。

気象局内でも衛星画像を見たスタッフが、予測通り雨が増えそうだね!といささかハイテンションで話しかけてきます。

つまり、それは・・・うん、とっても良い傾向じゃないでしょうか!

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By QM