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13 Nov. 2011: Mirai
11月13日(日)[定点14日目]「飛来」
12日の夜、突然そのメールはやってきた。
「明日行くから、ヨロシクね!」
ご近所に遊びに来るかのようなメールは、「みらい」上空への航空機観測の予告。確かに間に何もないという意味ではご近所なのだが、その距離数百km。しかも、遊びに来るのではなく、CINDY/DYNAMOプロジェクト初の本格観測フライトだ。その航空機"WP-3D"の今回のプロジェクトでの基地であるディエゴガルシア島と、日米の展開する観測船「みらい」と「Roger Revelle」、これらの間を結ぶライン上での空間変化を捉えるため、航空機から投下するタイプの測器 "ドロップゾンデ"(航空機投下型のラジオゾンデ)や"AXBT"または"AXCTD"(航空機投下型の海中温度・塩分鉛直分布測定器) を順次投下しながら飛んでくるという。
単調な3時間毎サイクルを繰り返している船内にニュースは伝わり、果たして飛来予定の午前10時には多くの人間が空を見つめることとなった。
9時45分過ぎ、VHF無線で予告が入る。こちらの右舷前方側から左舷側に回り、一度後方を通過した後、右舷側を前方に抜けるという。どういうフライトをするつもりだ?
果たして予告通りの右舷前方からアプローチしてきた航空機。上空をみつめていた大半の者の予想に反して超低空で進入してきた「ソイツ」はこちらの視線を意識したのか低速で「みらい」の左舷側を後方へ。
と、何かが航空機から落下。やりやがった!「みらい」近傍の海面にAXBTを投下したのだ。恐らく「みらい」のCTDと比較することで精度確認をしようというのであろう。また、センサからのデータを受信し続ける為には投下点近傍を一定時間飛び続けた方が良い筈で、それは即ち「みらい」近傍を飛び続けることも意味する。
結局ソイツは「みらい」近傍を3度ほどサービスたっぷりに?フライバイ。
その後、高度を上げ、次の目標点であるRoger Revelle の待つ方角へと飛びさって行った。
5分強の「エアーショウ」。
極めて真剣な観測の実行でありながら、長期の観測生活を続ける我々を気遣うショーフライトのような時間を、船内の多くの人間が楽しんだ。
この航空機は本海域でしばらく観測を展開する筈だ。願わくば、もう一度「共同観測」の機会が訪れんことを。
写真: 左上から時計回りに、
(左上) 飛来した観測用航空機"WP-3D"。(※船内S.S.氏撮影)
(右上) 左上写真の四角部の拡大。投下直後のAXBTが見える。
(右下) WP-3Dから見た「みらい」。(※航空機搭乗のKhelif氏提供)
(左上) 「みらい」船上でWP-3Dに対してご挨拶。(※船内M.S.氏撮影)
13 Nov. 2011: Male
この数日断続的に雨で、時々強い雨が降ってきました。久しぶりの雨音が親しく聞こえます。気象衛星によると、雨雲の集団はマレに接近中です。大気の中高層では、温度と露点温度の差は大きくて、そこの空気はまだ乾燥していることを示しています。一方、下層では、これまでに吹いていた西よりの風が東よりの風に変わってきました。この下層の風向の変化は対流活発化をさせる引き金になるかは興味深いです。