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■MISMO 集中観測 日報

2006年10月
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10月5日(木)

「みらい」

"ただいま本州南岸沖"

朝のうち曇り、のち終日雨
夕方から台風の影響下に入り、東北東の風、風速は20m/sに近づく。 うねり次第に強く、有義波高も3mを超える。


観測概況:

各種連続観測順調に稼動。
明日には電波法で許可されているドップラーレーダー稼動可能海域に入る (陸地から離れる)ので、降水システムの観測が開始できる見込み。 台風に近づくと共に、当然のことながら風速上昇、気圧も1000hPaを切る。 図1は風速の時系列。横軸はUTC表示のため、時差は9時間。おおよそ 10月4日00時(日本時間)から10月6日00時(同)までの2日分を示している。 半日で10m/s以上強くなっているのがわかる。


コメント:

本州東岸を南に向けて航走中。(6日00時現在、静岡県の南方100kmの海上) 写真1は雨風まだ弱い午前中に船首付近を撮影したもの。
本日午後、防火訓練と端艇操練を行う。全員、練習のサイレンの音とともに、 長袖シャツ、ライフジャケットにヘルメット、安全靴、タオルなどを身につけ、 第1ブイ庫に集合。人員点呼、ライフジャケットの着用が正しく行われている かどうかの確認などを実施。その後、救命艇の場所まで行き、退避経路の確認 をする。真剣に行っていたため、残念ながらそのときの様子の写真はなし。 夕食前、航海の安全と研究の成功を祈願して金毘羅さん参りをブリッジにて実 施(写真2:神妙?な面持ちでキャプテンの話を聞いている)。
黒潮に逆らう形ながらも、強い東北東の風に押される感じで船速は16ノット。 シンガポールに予定通り15日に着くためにはあまり時間の余裕はない。まさに 追い風になっている。
明日からいよいよ台風に直面する。