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■MISMO 集中観測 日報

2006年10月
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2006年11月
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2006年12月
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12月2日(土)

「みらい」

"レグ2報告"


観測概況:

N/A


コメント:

レグ1終了後のマレ寄港中の11月27日には、 MISMOの陸上側の観測で協力を得たモルジブの気象局の方々を招き、 感謝の意をこめて、みらいの見学会、および船上での昼食会が開かれた。
MISMO航海レグ2は11月28日マレ出港から始まった(写真1)。
1.5N80.5E ADCP係留点の回収を11月30日、1.5S80.5EのADCP係留を12月1日に回収した。 また、これらの点に設置されているATLASブイの目視点検を行ったが、 いずれのブイ気象センサーも健全であった(写真2)。 これらの係留回収点で生物起源の地球温暖化ガスの海洋中の分布、生成機構の 研究のためのCTD・採水を実施した。
いままでの所、時々強いシャワーはあるが海は比較的静穏であった。
12月1日にはいままでの湿度90%に比べ80%を下回ることもあり比較的大気はドライで、 大陸からの北東風の吹き出しがあり冬のモンスーンの始まりと思われる。 衛星雲画像に重ねた、吹き出しの先端付近に見られたレーダーエコーを示す(図1)。 これ以後、みらいが航走している赤道近辺では西風、東向流に変化した。
ADCP係留系はMISMOの係留ブイ網の一環として4箇所に設置されたものである。 レグ1ですでに2基回収されており、レグ2で残された2基を回収し、 JAMSTECの計画していたMISMO係留(m-TRITON 2基、ADCP 4基)はすべて回収した。 残念ながら、1.5N80.5EのADCPのデータは欠測していた。 残りの3点(0,79E; 0,82E, 1.5S80.5E)のデータは良好であり、 この三角形で囲まれた海域における流量・熱収支が計算できる。
以後は、90E,95Eの係留系の設置・回収が続く。