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■MISMO 集中観測 日報

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10月28日(土)

「みらい」

"定点観測始まる"

曇り


観測概況:

午前4時30分(標準時27日23時30分)より、東経80度30分、 赤道上にて、定点集中観測がスタート。 ラジオゾンデ、CTD、乱流フラックス航走からなる3時間毎の ローテーションの観測を行う。
定点観測期間中は、シースネークと呼ばれる海面水温計測 やCO2のフラックス測定なども実施される。
また、適宜天候により、特殊ゾンデ(ビデオゾンデ、水蒸気・オゾン ゾンデ)を実施する予定。


コメント:

朝の4時、まだ薄暗い中で観測は開始する。 ドップラーレーダーはインド洋に出てから稼動を続け、ラジオゾンデ も東経80度の赤道付近に到着した段階から3時間毎の観測は 実施しているが、昨日のブイ網完成を受け、その中心に位置して 24時間連続観測を今後約1ヶ月実施するのは、気分的に違う。
定点観測と言っても、「みらい」の場合。完全な停船ではない。 ラジオゾンデの放球、CTDの500mまでの実施後、風上に向って 低速で1時間以上航走する。その後、速度を上げ、同じ海域で ラジオゾンデ及びCTD観測ができるよう原点復帰をする。
写真1は定点観測開始直後のCTD観測の様子。 操作の指示は後部操舵室の一角で行われる(写真2)。 CTD観測では採水も実施しており、海水に含まれる栄養塩の 量やpHなど、いくつかの化学成分が分析される(写真3)。