■MISMO 集中観測 日報
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11月19日(日)
「みらい」
"西進エコー"
雨のち曇り、夜雨
北西の風、日中は10m/sec、のち5m/sec。
うねりはおさまり、波高2m。
観測概況:
3時間毎のラジオゾンデ観測、6時間毎のCTD観測他ルーチン観測継続。
08時23分、ビデオゾンデ放球。
朝から組織化した雲群に覆われる(写真1)。一般場は北西風だが、システム
は西進している。午後から雨は止み曇り空だけが広がる。夜になり、東から降
水システムが到達し、再び雨が降り始める(図1)。
海面水温は29℃を下回り、時間とともに低下している。
コメント:
対流圏下層の風の場が西風になる。
衛星画像ではインド洋全域に雲が広がり、その中心は東経70度から90度までと
中央からやや東よりにシフトしているように見える。
写真2は採水状況及び溶存酸素の分析確認のため総出でテスト的に採水してい
る様子。楽しそう、である。
本日は第12回目のセミナー開催。今航海の主ミッションとして実施しているラ
ジオゾンデ及びドップラーレーダー観測の初期解析結果を中心に発表が行われ
た(写真3)。なお、これでセミナーは終了。実はこのセミナーでは毎回、研
究的な観点で判断する"技術力"、プレゼンテーションの面白さを判断する"
芸術性"、研究以外でのユニークさを競う"独創性"、発表の姿勢や衣装(?)、
笑顔の振り撒き度を指標とする"印象"、そして、全体的なバランスで判断す
る"総合" の5項目でお互いに採点を行っていた。近日中にその結果が公表さ
れる。