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■MISMO 集中観測 日報

2006年10月
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11月21日(火)

「みらい」

"定点観測終了"

晴れのち曇り、夜一時雨
日中は南西風(4m/sec)。波高1.6m。


観測概況:

16時30分のCTD観測にてラジオゾンデ、CTD、乱流フラックスからなるローテー ション観測を終了する。以後はラジオゾンデのみ3時間毎の観測。
22時30分のラジオゾンデ放球後、25日間におよぶ東経80度30分、赤道上におけ る定点観測を終了し、m-トライトンブイや中層ADCP係留系の回収のため、東経 82度の赤道上へと航走を開始する。
その他、連続観測は継続中。

日中はここ数日の活発な対流活動の場とは一転して晴れ空となり積雲が目立つ (写真1)。一方、午後には雲が全天を覆い始める(写真2)。夜には東で発 達した降水システムが西進し、東経82度へ向けて航走し始めた「みらい」船上 に雨が降る。
人工衛星画像によれば依然、大規模な雲群が熱帯インド洋に横たわる。


コメント:

いよいよMISMOレグ1航海も終わりに近づいた。
定点観測を終了し、これから係留ブイの回収などに作業の重点をシフトしてゆ く。 CTD観測は連続ではなくなるが、ラジオゾンデやドップラーレーダーなど気象 観測は継続して実施され、引き続きMJOに伴う雲であるのかどうか注目しなが ら観測を行ってゆく。
写真3は、ラジオゾンデで用いるヘリウムガスの交換作業風景。通常ボンベ1 本でラジオゾンデは6−7個くらい飛揚させることができる。カラになったガス ボンベはまとめて倉庫に収納される(写真4)。
また、今後はフルスピードで航走することもあるため、船首ブームに取り付け ていたシースネイク海面水温計、海面下1-2mを計測する水温計、二酸化炭素濃 度測定用の吸引口、などを片付け、振り出していたブームを揚収した(写真5)。