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■MISMO 集中観測 日報

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11月3日(金)

「みらい」

"特異日ここにも"

晴れ


観測概況:

GPSゾンデ、CTD、乱流フラックス航走の3時間ローテーション観測継続。 その他、連続観測も稼動中。
午前11時、水蒸気・オゾンゾンデ観測実施。
海面水温の全体的な昇温傾向は続き、日中は30℃近くになる。一方、上空の乾 燥化は進み、可降水量も50mmを下回る。ただし、積雲や雄大積雲の発達は昨日 までよりやや多く発生し、船上では雨は記録されていないが、周囲にシャワー は観測されている(写真1)。 一方、人工衛星の雲画像では「みらい」の北側及びモルディブ諸島付近を中心 に雲群の発達が確認できる。


コメント:

今日は晴れの特異日。もちろん、文化の日にあたる日本でのこと。それに合わ せる必要もないが、終日晴れた。ただし、昨日までの凪の状態は解消されてい る。まるでルーチン観測であるかのように原則晴れの日に実施の水蒸気・オゾ ンゾンデ観測が行われている。皮肉にもそれを手伝うのは雨の観測を行うビデ オゾンデ担当の研究者たち。少しずつ日に焼けてゆく。
写真2-4はCTD観測時に一緒に採水された海水の分析の様子。
写真2はpH値(酸性・アルカリ性)を計測しているところ。約5分ほど で1検体の分析ができる。リトマス紙の世界とは違う。 一方写真3は栄養塩(硝酸塩、亜硝酸塩、ケイ酸塩、リン酸塩)の成分を分析 する装置と、「元々は化学屋さんじゃぁなかったんですよ〜」と、分析の準備 をしながら、難しい名前の試薬をいくつも並べて説明をしてくれた観測技術員。 写真4は溶存酸素の分析。なお本日報で出演4回目と最多の後姿の観測技術員 はCTDや係留作業など海洋観測をサポートする観測技術員のリーダーでとりま とめ役。