■MISMO 集中観測 日報
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10月18日(水)
「みらい」
"インド洋へ"
曇りのち時々晴れ、夕方一時雨
お昼を過ぎて久し振りに太陽がのぞく
観測概況:
海洋観測停止中。
各自観測実施に向け、最終調整実施中。
コメント:
マラッカ海峡を抜け、インド洋に出る。
久し振りの日差しを浴びる。
北北東の風に押されるように船は15−16ノットで南下。南緯1.7度、
東経90度に設置されたトライトンブイの地点に向う。
マラッカ海峡では静かで40cm程度だった波が、現在は1.8m程度に。
シンガポールからの乗船者の中には船酔いでダウンする人も出始
めている。
西部インド洋での対流活動は活発化している。
少しでも早く海域に着きたい一方で、到着次第滞りなく作業ができ
るよう準備に勤しむ。
写真1は初乗船の学生に装置の説明をする指導教官。CTD(水温
や塩分を計測する装置、ケーブルに取り付け、海中を上げ下げして
計測する)に、蛍光光度計を取り付けクロロフィル濃度を計測する。
海洋中の炭素循環を解明する上で不可欠な観測。
写真2は係留系の設置の準備をする観測技術員。長期間海中で
潮の流れに耐えるためには細かい箇所でのチェックが重要。
夕刻、シンガポールから多数の乗船者が加わったため、改めて
金毘羅さんに航海の安全と観測の成功を祈願した。