■MISMO 集中観測 日報
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10月20日(金)
「みらい」
"船内見学"
晴れ
ややうねり(波高は2.5m)と風(東北東、10m/s)がある。
観測概況:
連続観測機器すべて順調稼動。
(2S, 90E) から (8S, 80E) に向う中、海面水温は28.5度程度
だったがだんだん28度を下回るようになる。気温も27度近く
まで下がる。
コメント:
まもなく定点における集中観測が始まる。
シンガポール出港後、しばらく時間も経ち、各自観測の準備も
概ね整ったことから、午前、午後と2回に分けて、各回2時間
程度で船内見学を実施した。これは、各種の持ち込み機器を
中心に、どこで誰が何を目的に、どのような装置を使っている
のか、をお互い理解しようという趣旨である。
写真1:CTD(塩分・水温・圧力計)の説明に耳を傾ける
写真2:風の鉛直分布測定を行うウインドプロファイラー(写真
左側)の説明風景。現在、ほぼ同様の装置が日本全国に
展開されている。
写真3:雲レーダ・ライダー共通コンテナ入口付近では学生
さんが説明を行う。
写真4:ビデオゾンデ(CCDカメラ内臓)により降水粒子の観
測を行うことを説明する研究者とその学生
船内見学終了後には、本航海の首席研究者から航海
の目的であるMJOに関連したセミナーが開催された。
今後、情報交換を目的として、乗船研究者による様々な
セミナーが実施されることになった。
いよいよ明日には80Eの観測地点に到着する。