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■MISMO 集中観測 日報

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11月17日(金)

「みらい」

"大規模雲群"

曇り、時々雨
南風のち南東風、5-8m/sec。波高1.8m、夕方以降2mを越える。


観測概況:

3時間毎のラジオゾンデ観測、6時間毎のCTD観測他ルーチン観測継続。
終日、厚い雲に覆われる(写真1)。組織化した雲群が「みらい」の南北で西 進する。時々、エコーの端がかかる感じで雨が降る。 海面水温は28.9℃でほぼ変動なし。 全層で東風成分が卓越する(データのページ参照)。特に150hPaより上空では 定点観測中、常に西風であったがこの1日で急変する。


コメント:

昨夜、いったん西風成分を持った海上風はその後、南風となり、やがて東寄り の成分を持つようになった。しかし、ここ数日ではもっとも風が強い。 人工衛星画像を見る限り、中部インド洋を中心に大規模雲群が形成されている。 水平スケールは東西3500km、南北2000kmを超える。 「みらい」はその東端付近に位置している。
曇天の中、いつも通り、ゾンデ放球やCTD観測で1日が始まり、1日が終わる (写真2、3)。ドライラボにて仕事の整理や雑談(写真4)、調査指揮室に て海底地形図の整理(写真5)など、そこだけを見れば普段と変わりはない。 しかし、空は確実に変化している。