■MISMO 集中観測 日報
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10月7日(土)
「みらい」
"週末"
晴れ、終日うねり高し
気温は日中は25-26度、夕方には平均風速が10m/sを切り、
波高も4m以下となる。
観測概況:
連続観測継続中。
特にトラブルの報告はない。
観測機器ではないが、毎週土曜日は非常警報など船舶機器
の定期点検で、都度船内放送が入る。
日本語・英語で事前にアナウンスが入るので、外国からの
参加者も安心。
コメント:
現在、沖縄東方海上(27N, 132E付近)を航行中。
陸上からのメールの減少で週末であることが容易にわかる。
基本的に連続観測であり、各装置が順調に動いているので、
船内に大きな動きはない。動いて(揺れて)いるのは船本体。
使用しない機材は固縛されているので、船内を見てまわった
が特に異常なし。
ついでに写真を何枚か撮影。
写真1:降水サンプラー(減揺装置室上のデッキに設置)
将来的には全航海に搭載し、あらゆる海上での取得を目指す。
同位体比を計測し、降水起源を探る(水の循環を明らかにする)こと
が目的。詳細は担当研究者自らのコメントを交えて後日お知らせ
する予定。
写真2:トータルスカイイメージャ(同じく減揺装置室上のデッキ)
魚眼型ミラーに移る空をCCDカメラで連続撮影。雲量分布を測定。
写真3:インド洋小型トライトンブイ
MISMO集中観測で鍵となるブイ網を構成する。今回は2基設置。
過去2度の実海域での試験を経て、外洋では初めての設置。
黄色と少し濃い青色はトライトンカラー(黄色と青)を基調としつつ
も少し変化している。現在、一部気象センサーを確認試験中。