■MISMO 集中観測 日報
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11月15日(水)
「みらい」
"浅い雲微増"
晴れ
東風、5m/sec。波高1.4m。
観測概況:
3時間毎のラジオゾンデ観測、6時間毎のCTD観測他ルーチン観測継続。
11時10分、水蒸気・オゾンゾンデ観測。
終日晴れるが、朝から積雲は比較的活発に発生し、周囲を雄大積雲が覆う(写
真1)。夕方には船上でも少し雨が降る)。
海面水温もインテイクで最高は29.8℃止まりで昨日よりやや低い。
降水システムは一般場に流される形で西進。
東経70度以西の赤道付近にある雲群はまだ人工衛星画像でよく見える。
コメント:
本日は第9回目の船内セミナー。海面の表皮水温を計測するシステム
ISAR(Infrared Sea surface temperature Autonomous Radiometerの略でアイ
・サーと呼ぶ)の担当者による発表(写真2)。今回唯一米国からの参加となっ
たが、実は、現在「みらい」の標準装備となっているソアー日射・放射観測装
置(SOAR:Shipboard Oceanic and Atmospheric Radiation measurement
system)の開発者でもある。日々、日本語で行われるセミナーにも根気強く参
加している。
観測以外の写真を2枚。
雨の観測といいながら星空を眺めるのが好きな人もまた多い。観測の合間、
本を片手に見上げる姿も(写真3)。
いろいろな港に寄港したり、他の観測船と一緒に行動をとった場合など船に
は”プレートの交換”なる儀式がある。そうしたプレートが廊下の壁に写真4
のようなスペースを3箇所用いて飾られている。