YouTubeコンテンツ「みらいⅡと行こう!北極調査隊」制作記
2024年11月8日
北極域研究船推進部 広報チーム
みなさんこんにちは、北極域研究船推進部 広報チームです。
このたび、小中学生世代を対象として制作したYouTube用コンテンツ「みらいⅡと行こう!北極調査隊」を11月1日に公開いたしましたので、今回はこのコンテンツについて裏話も交えてご紹介したいと思います。
動画はこちらです↓
今回公開した第1話では、調査隊キッズ、MC、2体のキャラクター「みらいつーちゃん」(愛称:つーちゃん)「COMAI先生」(最初はCOMAIだったのですが、制作途中あたりで先生までがセットになっていました)が、建造中の北極域研究船「みらいⅡ」の基本スペック、観測機器や研究設備、また、「北極ってどんな場所?」といったことから、現在の北極域を取り巻く状況などを一緒に学んでいきます。
さらに、「みらいⅡ」の造船所であるジャパン マリンユナイテッド(JMU)横浜事業所 磯子工場で撮影された、最新の「みらいⅡ」VTRもクイズを交えて紹介しています。
後半のJMUで撮影したVTRには以前のブログで紹介した通り、猛暑の中長袖で塩タブレットをなめながら撮影したVTRも含まれていますので、「あ、あのブログで言っていた、、、」と一瞬でも思いを馳せて頂けると幸いです(報われます)。
今回は、「調査隊キッズ」として小学生6人のキッズたちにコンテンツ制作にご協力頂いたり、2体のオリジナルキャラクターが登場したりと、これまでのJAMSTECの動画とは雰囲気の違った新しいコンテンツとなっているため、みなさんの反響がどのようなものになるのか、楽しんでいただけるか、スタッフ一同とてもドキドキしておりました。
しかし、公開以降のコメント欄やSNS等の反響を拝見するに、楽しんで頂けているようで大変嬉しく思っております。
今回、6人の調査隊キッズ、MCの田中健太郎さん、つーちゃん役の井澤美香子さん、つーちゃん・COMAI先生をデザインしたHAKUROさん、また制作スタッフの皆さんなど、多くの素晴らしい方たちのご尽力のお陰で本コンテンツを作り上げることができ、JAMSTECスタッフ一同本当に感謝しております。また、皆さん本当に素晴らしい方たちばかりで、このような方たちと一緒に仕事ができたことを幸せに感じております。
「ご縁」ということでは、実は、つーちゃん役の井澤美香子さんですが、なんと「みらいⅡ」ファーストブロック搭載の日(9月6日)がお誕生日🎂なのです!
「船の誕生日」の捉え方にはいろいろな流派があるようですが、ファーストブロック搭載日も、各種法令やルールが適用される基準日となることから「誕生日」としても解釈できますので(少数派ですが…)、このような素敵なご縁があったことも嬉しく思っております。
また、裏話(❔)としては、一般公募により集まっていただいた6人の調査隊キッズですが、実は当初はもっと少ない人数の出演を予定していました(正直、応募がそれほど多くないかもしれないという予想もあり…)。ですが、予想に反して多くのご応募をいただき嬉しい悲鳴で、皆さん地球環境や生物、船などに非常に関心が高く、素晴らしい人材ばかり。結果、当初より大幅に人数増の6名のキッズにご出演頂くということになりました。
この度、この場をお借りして、ご応募いただいた皆さんにも心より御礼申し上げます。
キッズの皆さんには収録のためスタジオに来ていただいた後、アイスブレイクも兼ねてゲームをしてもらいましたが、皆さん興味の対象が近いからか、また、高いコミュ力のなせる業か、ほんの短時間ですっかり意気投合していて、数時間前に初対面(一部のキッズ同士は既に面識がありましたが)とは思えない「ワンチーム感」を醸しだしており、スタッフ一同驚きました。
さて、「JAMSTECのだれか」なCOMAI先生の「中の人」ですが、色々と見て頂くとバレバレで簡単に分かりますので、気になる方はぜひ探してみてくださいね!COMAI先生には当初「中の人」はおらず、機械音声などで読み上げる想定でいました。制作が進むにつれて、音声読み上げよりは誰か声を入れた方がよいのではないか(つーちゃんは声入れを当初から予定)、先生役にするならキッズたちの質問や意見にその場(スタジオ)で反応した方が面白いのではないか、などスタッフが(勝手に)協議した結果、「中の人」が決定したという経緯があります。本人は決定当初「中の人」役を演じることに戸惑って(そして抵抗して)いましたが、結局はなんだかんだ貴重な経験として前向きに取り組んでおりました。
(収録・試写時点でのボイスチェンジャーを通した声が、なんか物騒と一部で爆笑されていたことは内緒です。そしてキッズには「可愛くない」と不評でした…)
COMAI先生収録の様子、モニターの右手側にマイクがあります。ちなみに、動画内の海氷解説などは本人がPCを操作しながら撮影しています。普通にやっているように見えましたが、ぶっつけ本番で最初はなかなか苦労したとのこと。
さて、つーちゃんとCOMAI先生もコンテンツ内で言っていますが、コメント欄に感想や質問を残していただけると喜びます(そしてできれば高評価も…)。
さらに、今後本シリーズは第2話、第3話と続きますが、それだけではなく、「みらいⅡ」の建造の節目の映像などが撮れましたら、随時ちょっとした動画などもお届けできればと一同検討しております。最新情報はいつもの通りJAMSTECの関連SNSなどでお知らせしますので、ぜひ今後の動向も見守って頂ければ幸いです!
今回併せてリリースした、ARアプリ「どこでも みらいつー」でも、ぜひ遊んでみてください!(カメラ付きのスマートフォンでアクセスしてください)
【 QRコード 】
「みらいⅡと行こう!北極調査隊」特設サイト
こちらの特設サイトもぜひご覧ください。キャラクター紹介があります。
今後とも「みらいⅡ」の応援をどうぞよろしくお願いいたします!
(おまけ)
スタジオ撮影のロケ弁は、壺焼き鶏、鮭塩焼きなどが入った「とり丁弁当」でした。美味しかったです。